介護福祉士実務者研修 受講資格

介護福祉士になる為には、これまでは「実務経験3年以上」が条件でしたが、2016年度からの試験からは更に「介護福祉士実務者研修」の受講が必要になります。
無資格者でも3年以上の実務経験があれば介護福祉士の受験資格を得られるのは、2016年1月の試験までとなっていますので、ご注意ください。
さて、「介護福祉士実務者研修」とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは簡単にご説明していきましょう。

受講時間合計450時間必要
無資格の方は合計で450時間、介護や老化・障害に対する理解と知識、対処方法などを学んでいきます。
期間にすると大体半年ほどかかるでしょう。
しかし、この受講時間はその方の持っている資格や終了済みの研修内容により変動します。
例えばホームヘルパー2級をお持ちの方ですと130時間が免除され合計320時間、介護職員基礎研修を修了されている方は合計50時間の受講で済みます。

受講プラン
介護の養育施設や資格取得の専門学校・スクールなどで受講プランが組まれていますが、大きく分けて2種類です。
通学コースと通信教育コースに分けられていますが、一部カリキュラムの実技訓練が必要になる為、通信教育コースでも10日前後の通学が必要になります。
通学コースにしろ通信教育コースにしろ、働きながら取得しやすいよう日程の設定なども考慮されています。
ただ10日前後でも通学が必要なので、お住まいの地域への出張講座を開いてくれるスクールやスクールの拠点が通いやすい距離にあるスクールを選びましょう。

受講資格は特になし
実務者研修の受講に必要な資格・制限はありません。
一般的にはまず初任者研修を終了後、実務者研修を受講する方が多いようですが、お金や時間に余裕がある人の場合には、初任者研修を飛ばして実務者研修を修了することも出来ます。

介護福祉士の国家試験は筆記試験と実技試験の2段階となっていますが、実務者研修を修了させていると実技試験が免除されるというメリットもあります。
また、介護福祉士の資格を取得していくと、仕事面でも更にキャリアアップが望めますので、将来的に介護の現場で広く活躍されたい方は資格取得を目指すとよいでしょう。